小児救急疾患に対するご家庭での処理

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乳幼児や小児特有の耳鼻科的問題は、
お気軽に当院にご相談ください。
小児耳鼻咽喉科経験豊かな院長が、
的確な診断と治療を行います。

耳疾患

1急性中耳炎
小児用バファリンなどの鎮静剤で翌日まで様子をみてよい。
ただし、耳後部が腫れている場合は、急いで病院に行くこと。
2外耳道異物(虫など)
耳の中にできるだけ光をいれない。
虫が生きている場合、油を耳の中に入れて殺し、翌日まで様子をみてよい。
3外傷性鼓膜穿孔
出血している場合を除いて急がなくてよい。
ただし、めまい・顔面神経麻痺がある場合は、急いで病院へ行くこと。

鼻疾患

1鼻出血

出血部の大部分(90%)は、鼻中隔前部である。
従って、出血した場合、大きめの脱脂綿を出血している側に入れ、鼻翼部を5分位強く圧迫すれば止血する。
もし、家にオキシドールがあれば、それに浸すとなお効果的である。

鼻出血を止める時の姿勢

<注意点>

決して寝かさない。
つまり血液をのどに流れないように心掛ける。

脱脂綿が、血液で汚れていてもすぐに取り替えない。
夜、出血した場合は、朝までそのまま置いておくくらいでよい。

2鼻腔異物
出血している場合の除いて急がなくてよい。

咽喉頭疾患

1急性咽頭蓋炎
初期症状は風邪症状であるが、喉の痛みが強くなり、呼吸困難が出現する。
急いで病院へ行くこと。
2咽頭異物・食道異物

呼吸困難なし。急がなくてよい。

1まず、起こさせないように注意する。

<原因となりやすいもの>

  • 子ども:硬貨・ボタン・おもちゃ ⇒回りに置かない
  • 老人:ヒートシール(錠剤の包装)・入れ歯・肉塊 ⇒周囲の人が注意してあげる

2子どもの場合、逆さにして背中を叩く。

3おこった場合、禁食とする。水もダメ。
⇒禁食後、6時間以上経過しないと安全な麻酔がかけられない。

4魚の骨の場合、自分で取ろうとしたり、ご飯を飲み込んだりしない。


3咽頭異物・気管支異物

呼吸困難あり。大至急病院に行くこと。

1まずおこさないように注意する。

<原因となりやすいもの>

  • 子ども:ピーナッツなど豆類・コンニャクゼリー⇒回りに置かない
  • 老人:もち・肉塊⇒周囲の人が注意してあげる。

2異物が、もち・肉塊のように大きい場合、約4分間で脳血流が停止する。
⇒助かっても植物状態になる可能性が大きい
⇒救急車が間に合わないケースがほとんどである
⇒家庭での救急処置が生死を分ける

<原因となりやすいもの>

  • (1)舌を引っ張り、掃除機の細い筒で吸い取る
  • (2)甲状舌骨膜を切開し、ボールペンなどの管を挿入し、そこから人工呼吸を行う
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